技術情報Technical
BELDENのFA用ロボットケーブル「BEL-RBTシリーズ」、「BEL-BEARシリーズ」は耐久試験を実施しております。
ロボットアームなどの複雑かつ過酷な環境で使用されるケーブルは耐久力が求められております。
摺動屈曲試験1億回以上など各試験に厳しい評価基準を設け、クリアした製品をご提供いたします。
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±90°左右屈曲試験
- 速度
- 60回/分
- 曲げ半径
- ケーブル外径の7.5倍
試験手順
完成品のケーブルから約2mの試料を採り、円筒(ケーブルの外径の約7.5倍)の円弧に沿って左右いずれかの方向に約90°屈曲後に直線状に戻し、次に反対方向に屈曲後直線状に戻す行為を行う。左右いずれかの方向に約90°屈曲させて直線状に戻す操作を1回として1分間に60回行う。
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摺動屈曲試験
- 移動距離
- 350mm
- 速度
- 70回/分
- 曲げ半径
- ケーブル外径の6倍
試験手順
完成品のケーブルから約1.5mの試料採り、ケーブル外径の約6倍ある半径の摺動屈曲 機に載せて350mmを70回/分で移動させる。また、試料に十分な間隔を設け、接触しないように設置して試験を行う。実施回数は1億回以上。
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垂直360°捻回試験
- 捻回速度
- 20回/分
- ケーブル試料
- 500mm
※ケーブル外径12.5mm以下の場合
試験手順
完成品のケーブルから約1.7mの試料を採り、垂直捻回試験機に固定する。固定端と捻回端の間の設定距離は試料の外径によって定める。捻回角度は±180°として360°の捻回動作を1回として20回/分の速度で試験を行う。
ケーブル試料はケーブル外径12.5mm以上の場合、ケーブル外径の40倍とする。 -
水平180°捻回試験
- 捻回速度
- 60回/分
- ケーブル試料
- 1,000mm
試験手順
完成品のケーブルから約1.5mの試料を採り、一端を固定して反対端を回転子で左右に180°で捻回する。固定端と捻回端の間の設定距離は1mとして、60回/分の速度で試験を行う。また、試料に張力が生じるように荷重を行う。